前回の針生の結果の報告を先生からいただく日は3週間後となりました。ちょうどお盆の期間だったので、その間3週間程。
調べに、調べました!
情報元は主にネット。私の頭の中にガン見していた、「腫瘍の形」「石灰化した白い粒々たち」を捜査官のごとく、ネットのエコー画像の中から似ている顔相を調べていったのです。
それは消去法で比較的簡単でした。私の胸の内包している奴の姿は、どう見ても、「良性(良い顔相)」には見えませんでした。悪い奴の姿は、それは本当に様々な形でした。
乳がんの顔相
乳がんの疑いについて、しこりの大半は良性とされています。人間ドッグで再検査になったとしても、これが悪性のがんである可能性はそこまで高くないようです。ですが、しこりが硬く動かなかったり、マンモグラフィーで石灰化と呼ばれる点々が点在している場合は、がんの可能性が高いようです。
マンモグラフィーの結果、悪い顔をした奴らが表れてました。

私の奴はこんな顔相な感じです。ギザギザした形でいびつでした。グレー部分は他と境目が不明瞭なことを表現しています。目をつけたのは悪い奴にしか思えなくて、つけました!


マンモでは石灰化が白く写ります。石灰化している粒々が、広範囲に散らばってる感じではなく、なんとなく寄り集まった感じに見えました

覚悟と準備
良い要素が見出せず、だんだん覚悟が決まりました。
この頃、私は再発を避けたいので、手術をするなら、胸を全摘し、可能であれば同時に再建を希望しよう。 とか、浸透癌である可能性があり、センチネル節に転移があればリンパの切除もあり得ること。
私の仕事はPCを使う仕事なので、手術後の回復まで仕事はできないかもしれない。。。と考えました。その他、頭の中にいろいろなことが駆け巡りました。
以下はその時「準備しないと」と考えたことです。
・その後の抗がん剤治療のために、ウィッグの選択。
・眉毛がなくなる、メイクもできないだろうから、そのためのメイク用品の購入。
・子供達の食事の世話のために 両親のスケジュール確認。
・その他ありとあらゆることを決めておきました。
その時、購入したウィッグやメイク用品はまた別の記事でまとめています。


乳がんの告知に向けて
告知されたら、私がどういう感情になるか分からない。
頭が真っ白になって、 私が何も聞けない状態になる可能性もある。。。 そのような状態になった時に困らないよう、夫に手術方針に関して、私の希望を前もって伝えておきました。
どんな可能性もあるんだ。。。 乳がんは人それぞれの顔相があり、どんな状況でも考えているより良い状況、悪い状況はあり得ます。 ただ私は良い方へ期待を持つことはしないようにしようと思いました。
何事も「最悪のケース」を想定して準備すれば、すごがっかりすることも無いし、対処方法に対してあらかじめ準備できます。お医者さんは乳がんの専門家であることは分かり切っていましたが、 自分のメンタルコントロールは自分しか出来ないと感じていました。
この時の私は、自分の乳がんについて「正確な情報を知る」という目的よりは、 メンタルの安定を目的としたものでした。 「私は私の病気を客観視できており、どんな状況下でも対応できる」 ということの確認を続けていたのでした。
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