子どもの気持ち

2020 年9月2日(水)その日の私のスマホのスケジュールには⭐️良い日⭐️のマークが記されていました。あらゆることに最上吉日とされ、縁起が良い日だと言う『天赦日』。その日は宝くじか、財布でも新調しよう。と思って、「良い日」と印をつけていたのでした。

その日私は大学病院で、旦那と一緒に先生から告知を受けたんでした。

告知に至る迄、私は子どもに「癌や病気になったとしても、絶対知らせたくないからね!」と旦那に伝えていました。

私が小学校6年生だった頃、同じ小学校の男の子のお母さんが癌で亡くなりました。その時、「あの子は夜な夜な病気のお母さんの苦しい声を聞いてたんだよ。」と誰かが私に教えてくれました。

あの子は、症状に苦しむ母親の姿を毎日見続けたんだ。。。私だったら気がおかしくなってしまう!と恐ろしく思った記憶があるのです。なので、自分でも恐ろしかった親が死ぬかもしれない。という恐怖や不安を与えたくなかったんです。

目次

子どもに伝えるにあたって準備したこと

どうやって乳ガンのことを伝えるかは、病院に置いてあった小冊子を参考にしました

「わたしだって知りたい!」
〜親が”癌”になったとき子どもに何を伝え、どう支えるか〜

ノバルティス ファーマ株式会社

旦那が私にわたしてくれた小冊子を読むと、子どもたちが親が病気になると考える内容が私の想定外でした!!

  1. 誰のせいでもないことを伝えましょう
    • え〜子どもって、ぼくがわるいこだったから、ママを病気にちゃったんだ。。
      とか思うの・・・???       
  2. 病名を伝えましょう
    • あ、それは分かる。ちょっとした病気でね。。
      なんて言われたら知りたすぎて、しつこく聞いちゃう。               
  3. 伝染しない病気であることを伝えましょう
    • わ、これはなかった発想!コロナのこともあるし、子どもが誤解していると、いじめにもなりかねない。

うん。これは伝えないとだね!まずいね、伝えないと!

伝えた後も。子どもは不安になるから安心させてあげる話が大事。死なないようにバッチリ治療してくるね〜。疲れたらババ達に来てもらうから安心だよ など。。。

癌についてミスリードさせないように、でも安心できる内容を伝えよう!ということになりました。

子どもに伝えました

いざ、自宅に帰り、4人で正座。

事前に考えた上記のような内容と抗がん剤でママの髪、いやそれどころじゃなく眉毛や眉毛もなくなるんだけど、そのへんはママが生きるためにかんばる印だからカンニンして〜と結局号泣しながらの説明となりました。

小6男子のお兄ちゃんは、シャツをハンカチの変わりにして涙をぬぐっていました。かなり意気消沈しているよう。

ママ、しばらくハゲるし、見た目もいろいろ変わるかもしれない(鼻水)それでもいいかなぁ(甘え&鼻水)

お兄ちゃん「ママの病気が治るためなら、見た目変わってもいいと思う」

わ〜お兄ちゃん❤️

小3女子「え〜髪なくなるの!ママはハゲるの〜」

んん?それはショックなのかな?ショックを受けすぎて、

テンションが上がったのかな?

「ねぇいつ髪なくなるの?全部なくなるの??」

ん。ぐいぐいくるね〜

治療したらほとんどなくなると思うよ

小3女子「え〜ママ髪無くなっちゃうんだ。。。」

ちょっと不安になってたようだ。。。

ママ、カツラも帽子もめちゃくちゃ準備済みだから、大丈夫だよ

小3女子「わぁ私もかぶる〜」。。。。ここから遊びとなる。

ま、これでいいのだ。笑われるくらいで。

しかし、女子はどこまでも女子、「髪の毛」がいちばん気になるのだ。

いや「髪の毛」は象徴として、母親の姿形が変わっていくことに恐怖もあり、興味があるのだ。逆に言えば、欠けてしまったところをどんどんアイテムを手に入れて綺麗に見えるようにしとけばいいのだ!

それなら私の得意分野じゃぃ。やるぞ〜。と元気が湧いてきた。女子力ってやつの恐ろしい底力を見た1日でした。

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この記事を書いた人

昭和50年産まれ、うさぎ年の45歳、2人の子持ちママメグです。
血液型0型。
2020年9月に乳がんと診断が出ました。
がん患者になって、分かったこと。家族との日々の生活。がんと仕事。がんと美容。など日々の記録を綴っていきたいと思っています。

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